私たちの描く未来
our future

セゾン情報システムズは今、これまでの戦略や事業の方針を大きく変える転換期を迎えています。
これまではお客さまからの要望を受けて開発を行う、いわば“守りのスタンス”で成長を続けてきました。
これからの私たちは、オンリーワン、ナンバーワン戦略で、それぞれのカテゴリーにおいてトップを狙う、“攻めのスタンス”へと変わっていきます。

社会インフラにイノベーションをもたらすことこそが
この先の私たちのミッション。

キーワードとなるのは「ホワイトスペース(既存サービスが開拓できていない重要な「ニーズ」)」と「ペイン・ポイント(課題)」。
「金融ビジネスソリューション」「流通サービス統合ソリューション」「データ連携ミドルウェア」「データセンター管理・運用」、この4つのカテゴリーが、今後、どんな未来を描き、何に挑戦していこうとしているのかをお伝えしていきたいと思います。

当社の新たな代名詞を生み出す
金融ビジネスソリューション

当社は西武流通グループ(当時)の情報処理部門を担う子会社として設立された背景もあり、 2001年にセゾングループより独立してからも、売上の大部分は同グループクレジットカード会社向けのサービスによって占められていました。当社が今目指しているのは、ユーザー系から独立系への脱皮。これまで手掛けてきたクレジットシステムの構築・運用のみならず、これまで関わってこなかったサービス領域にも業務を拡大し、攻勢していきます。

その一つがプリペイドカード事業。世界ではプリペイドカードが急速に普及しつつあり、日本でもオリンピックを機に成長が見込まれる事業と言われています。ここに目をつけ、これまでの金融のノウハウを活かしてプリペイドカードのパッケージをプロダクトアウトしようと取り組んでいるところです。

実はこれまでにも、新規事業にチャレンジしてきましたがその多くが形になる前に挫折していました。失敗を恐れるあまり踏み出し切れなかったのです。しかし、今後に関しては、事業戦略案を推進していく「テクノベーションセンター」の設立によって、新規事業を全面的にサポートしていきながら、成功の確度を上げて取り組む体制ができました。「HULFT」に次ぐ当社の代表ソフトが、ここから生まれるかもしれません。

次世代のシステムインテグレータを目指す
流通サービス統合ソリューション

流通サービス統合ソリューションは、これまでの培ってきた様々なシステム構築のノウハウを用いながら先進的で成長性のある3つの技術を取り入れて、カテゴリートップを狙っていきます。

1つ目の技術はBIツール(ビジネスインテリジェンスツール:蓄積された膨大なデータを蓄積・分析・加工し、意思決定に活用できるようなグラフにまとめるツール)である「Tableau(タブロー)」。日本に展開をはじめた2013年から導入企業は急激に増加しており、高い評価を得ています。この「Tableau」を使いこなす認定資格を積極的に取得することで、「Tableau」の日本一のインテグレーションになりたいと考えています。

2つ目は「Concur(コンカー)」。クラウド型の出張管理、経費精算ソリューションのパイオニアであり最大手プロバイダーである「Concur」は、グローバルにおいて、セールスフォースに次ぐイノベーションが起きるだろうと騒がれています。今後「Concur」を導入する企業が増えていくと、課題になるのはERP(エンタープライズリソースプランニング:企業の持つ人材、資金、設備、資材、情報などを統合的に管理・配分し、業務の効率化や経営の全体最適を目指すシステム)との連結です。それこそ、当社の独壇場。「HULFT」で築いてきた「繋ぐ」ノウハウを活かすパッケージソフトは、今後の当社の武器になっていくことでしょう。

そして3つ目がMicrosoftの「Azure(アジュール)」。マイクロソフトのパートナーとしてではなく、流通業界に強いミッドレンジ企業という立ち位置で、積極的に「Azure」を使ったサービスを展開していきたいと考えています。

「Tableau」「Concur」「Azure」は、どれにおいても成長性のある製品で競争優位性のあるものです。これらの最新技術をいち早く取り入れた事業に力を入れることで、カテゴリートップを狙っていく。この事業戦略は、閉塞感漂うシステムインテグレータ企業に新しい風を吹かせることになるでしょう。

世界No1を目指す、
データ連携ミドルウェア

確実で安全なファイル転送を求める現場で広く活用されている「HULFT」は2016年現在アジアでNo1、世界で4位のシェアを誇るソフトです。2015年秋にはAWS(アマゾンウェブサービス:アマゾンン提供するインフラ系のクラウドサービス)最大のイベントで、世界で9社しか取れない賞を受賞しました。IoTの世界においても、クラウドのトッププレイヤーが口々に「HULFTは今後の業界成長のキーとなる製品だ」と評価しています。

成長軌道に乗っている「HULFT」ですが、今の地位に満足せず、世界No1の製品へと育てていくことを目指しています。

では、実際にどんな戦略を描いているのか。一つは、クラウドやIoT のようなテクノロジートレンドに手ごたえを感じています。例えば「クラウド」と「社内のシステム」には必ずお互いを連携させるシステムが必要となります。それらのシステム構築の現場では業種業態ごとに、いくつかの重要な「ペイン・ポイント(課題)」が潜んでいます。そこに「繋ぐ」ことのノウハウを持つ「HULFT」が「ホワイトスペース(既存サービスの手が届いていないニーズ」を築いていくことができるのです。

「ペイン・ポイント」と「ホワイトスペース」を見つけ、イノベーションを起こしながら、 世界シェアNo1の地位を獲得していきたいと考えています。

新たな時代に対応する
データセンター運用・管理

当社は都心に最新設備を持つデータセンターを自社で保有しており、お客さまのニーズに即座に応える柔軟な対応が評価され、事業を拡大してきました。今後、クラウド市場のさらなる成長が見込まれるなかで、パブリッククラウド(サーバ本体、その場所、OSを始めとしたソフトウェア、ひいては回線までのクラウド環境を共有すること)の事業戦略を取り入れていくことは必至です。

そこで、当社が新たに取り組んでいくのはアマゾンウェブ サービス(以下:AWS)、Microsoft Azure(以下:Azure)をはじめとした世界で圧倒的な影響力を持つサービスの理解を深めて、それらの不足点を補うことのできるサービスを創造することです。その上で、お客さまからの
「もう少しネットワークやデータセンターを意識したサービスがほしい」
「もう少しカスタマイズしたい」
「もっとセキュリティがほしい」
といったニーズに対し、コンシェルジュ的にカスタマイズしながら、当社だからこそ実現できる姿を提供していきたいと考えています。

これまでの運用で培ったノウハウを活用しながら、新しい時代に対応した事業戦略へと舵を切っています。

常務取締役
CTO
小野 和俊

1976年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、サン・マイクロシステムズ株式会社に入社。入社後まもなく米国 Sun Microsystems, Inc での開発を経験し、2000年より株式会社アプレッソ代表取締役に就任、データ連携ミドルウェア DataSpider を開発する。2002年には DataSpider が SOFTIC ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤーを受賞。2004年度未踏ソフトウェア創造事業 Galapagos プロジェクト共同開発者。2007年~2010年日経ソフトウェア巻頭連載「小野和俊のプログラマ独立独歩」執筆。2008年~2011年九州大学大学院非常勤講師。2013年よりセゾン情報システムズHULFT事業CTO、2014年より他事業部も含めたCTO、2015年より取締役 CTO、2016年より常務取締役 CTOを兼任する。