HISTORY

1970年-
西武情報センター創業

1970年西武流通グループの情報システム部門を統合し、当社は誕生しました。
生活総合産業を目指し業態・サービスを開発していくグループを支え、
生活者情報の最前線で、情報サービスを高度化していきました。

1970年/西武池袋店(中央左)と
池袋PARCO(同右)

01 西武流通グループ

池袋駅東口「京浜デパート池袋分店」を1940年に武蔵野鉄道が買収し「武蔵野デパート」とし、さらに1949年に名前を変更して「西武百貨店」が誕生した。西武百貨店は1956年「西武ストアー」を設立。1963年に「西友ストアー」となり、スーパーマーケット事業をすすめた。

02 堤清二

1954年に西武百貨店に入社、1961年社長就任。1963年に池袋店が火災、1964年に父親の堤康次郎が急逝。損失を抱えている西武百貨店を清二が引き継いだ。

1972年/本社視察時の堤清二氏(中央)

1971年/渋谷駅前と西武渋谷店

03 拡大する西武流通グループ

西武百貨店は多店舗展開をすすめ、1967年船橋店、1968年渋谷店、1969年池袋パルコ・大宮店、と拡張。西友も、マイマートを買収し、大流通網を作り上げつつあった。

04 西武情報センター創業

西武百貨店、西友両社ともにコンピュータ業務が拡大、大型化が必要となった。1970年9月に西武百貨店の統計計算課と西友ストアーの機械計算部から、電算機の運営機能が分離統合され、西武百貨店から86名、西友ストアーから43名の社員を受け入れて、株式会社西武情報センターが誕生した。1973年コンピュータ機種統一。組織統合は1971年3月、メンバーがひとつの事務所に集結した。

初代本社(中野区江原)と、当時の業務風景

1970年代に開店した主な店舗
(上から)西武大津店、渋谷PARCO、西友浦安店

05 西武流通グループの成長

1973年に渋谷PARCO。1975年に池袋店9期(増築)計画が完成。西武百貨店やパルコのメッセージや広告は新しい大衆消費社会の到来を予告していた。

当時の各種レジスタ
(上:NOFレジスタ、下:POSレジスタ)

06 百貨店の情報化

西武百貨店は1978年、POSを渋谷店に導入。磁気テープが西武情報センターに送られ、処理され、翌日渋谷店で活用。1980年には池袋店で、西武情報センターにあるホストにオンラインで情報をおくるPOSが実現した。

07 多様な業態への拡張

グループは様々な新しい業態を開発した。1980年無印良品、1981年ファミリーマート、1983年吉野家資本参加。これらの小売店網の拡大を支えるため、センターと店舗をつなぐネットワーク化を西武情報センターが推進した。

この時期に当社が開発した主なシステム

  • ・百貨店店舗総合情報システム
  • ・量販店オンライン受発注システム
  • ・コンビニエンスストアシステム

多業態展開に合わせ当社が導入した店舗端末

当時のクレジットカード ※クレディセゾン提供

08 カード事業のスタート

クレディセゾンの母体の緑屋が、1976年にグループに参加。1980年社名を西武クレジットと変更、西武情報センター、西武クレジット、西武百貨店3社でカードシステム開発を進め、1982年西武カード発行、1983年グループ統一カードとしてセゾンカードに改称。1981年西武情報センターに緑屋計算センターが合流した。

09 サービス領域への拡大

1984年に有楽町西武オープン。新しい百貨店サービスの目玉の一つがチケットセゾンであり、チケット販売システム構築を西武情報センターが担当した。

チケットセゾンカウンター

10 セゾングループの誕生

1982年に西武池袋店は百貨店単独売上一位。グループは百貨店、量販店、コンビニなどにとどまらず、金融、製造、外食、環境開発、物流などを傘下に抱える総合企業グループとなった。1985年、西武流通グループは、生活総合産業を掲げ、セゾングループと名称を改めた。

11 株式会社セゾン情報システムズの設立

1992年、西武情報センターは株式会社セゾン情報システムズに社名を変更した。

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