コラム

2020年6月3日
自宅でデータ分析するときに
困ることは?
テレワーク時代に欠かせない
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近年、注目を集める「データ分析」。大学でもデータサイエンス学部の創設が相次ぐなど、アカデミックでその重要度が高まっているほか、内閣府が提唱する「Society 5.0」の実現に向け、企業でもデータ分析の取り組みが加速していくと思われます。
一方、働き方が多様化し、オフィスにいることは当たり前ではなくなり、各自パフォーマンスを発揮しやすい環境を選択できる時代がきています。テレワークが進むなかでも効率的にデータ分析をおこなうにはどうすればよいのでしょうか?よくある課題とその解決策をご紹介します。


BIツール活用の前の
「データ準備」が大変すぎる

「データ分析」とひと言で言ってもやるべきことは多岐にわたりますが、なかでも多くの企業が最初に取り組むのがTableauなどのBIツールを使ったデータの可視化です。

  • ■ BIツールとは
    Business Intelligenceの略。企業が蓄積したデータを分析、グラフやダッシュボードとして表示する機能を搭載し、経営判断の迅速化などをサポートするツール。事前に分析対象のデータなどを細かく作り込むことで高度な分析が可能なツールから、現場社員が自分自身で簡単にデータ分析できる「セルフサービスBI」を実現するツールまで幅広い製品が提供されています。
  • ■ Tableauとは
    クラウド型セルフサービスBIツールで全世界で86,000社以上に利用されていますデータ分析の専門スキルがない人でも簡単に利用でき、グラフィカルなダッシュボードなどを作成できることが特長です。

簡単に使えるBIツールを利用する場合も、企業にある様々なデータを分析するためには下記のようなステップを踏む必要があります。

  1. STEP
    1
    KPI設定
    可視化したい問題やKPIを設定
  2. STEP
    2
    データ準備
    必要なデータを様々なシステムから集め、
    分析できる形に加工
  3. STEP
    3
    可視化
    データをBIツールにインプットし、
    必要なグラフなどを設定

なかでも特に担当者が注力すべきは、「適切な問題やKPIを設定すること(STEP 1)」や「ユーザにとって分かりやすいレポート画面の構成やデザインを検討すること(STEP 3)」でしょう。ところが、実際はSTEP 2にあたるデータの準備が大変で、全体の8割程度の工数がかかっていると言います。そもそも、ITの専門家ではない現場社員は「どのシステムからどのデータを取れば自分がしたい分析ができるのか」が分からず、「分析で使いたいデータを準備するのにイチイチIT部門に依頼しなければならない」「データの出力方法を教わりながら自力で頑張るしかない」といったケースも多く聞かれます。これでは結果データの分析や対策検討など本来注力すべき業務がなかなか進みません。悪戦苦闘してレポートを作成したものの思い描いていた分析ができず、使いモノにならなかった……というのではあまりに残念です。

データ分析を確実に進めるには、担当者が自分のやるべき業務に集中できるようサポートしてくれる“アシスタント”のような存在が必要です。とはいえ、そんな理想的な人材が自社にいる会社はレアケースで、昨今はITエンジニアの人手不足が続いているため、IT会社に依頼してもすぐに希望する人材を派遣してもらえるとは限りません。
また、なんでも相談できる人がいたとしても、全員がオフィスで仕事をしていればすぐに質問できますが、テレワークになるとツールの使い方ひとつ聞くだけでも手間がかかることに。テレワークでは、オフィスにいるとき以上にデータ分析のハードルが高くなってしまうのです。


テレワークでデータ分析を進める際に
必要な3つの「I」

テレワークをしながらスムーズにデータ分析業務を進めるために、押さえておきたいのが「いつでもつながる」「いますぐ分かる」「いろいろ頼める」の3つの「I」です。

I:いつでも繋がるI:いますぐ分かるI:いろいろ頼める

  • ■ I:いつでもつながる
    担当者は自分の本来の業務を進めながらデータ分析をおこなっているケースが多く、忙しくなると分析業務は後回しになりがちです。不明点や疑問点が出た際にすぐに質問できないと、どんどん作業が遅れてしまうことに。分析に詰まったときにいつでもすぐに連絡が取れることが重要です。
  • ■ I:いますぐ分かる
    BIツールの使い方などに困った際は、ITベンダーやツールメーカーのサポートに問い合わせすることも可能です。しかし、回答が来るまでに2~3日かかるケースも多く、返信がきたときには質問内容を忘れてしまっていることも……。何をしていたのか思い出すことから再度スタートするとなると、時間もストレスもかかります。
  • ■ I:いろいろ頼める
    担当者は最終的にBIツールでレポート画面を作成しなければなりません。設計したイメージをPowerPointなどに落とし込むことは容易でも、BIツールを使うとなるとつまずいてしまうことも。しかし、ツールの使い方について社内の情報システム部門やベンダーのサポートに聞くことができても、すべてを頼めるわけではありません。実際にツールを使って代わりにレポートまで作成してくれる存在がいれば、分析業務の劇的なスピードアップが期待できます。

データ分析業務のアシスタントとして伴走する
「オンラインコンシェルジュ」

セゾン情報システムズ(現セゾンテクノロジー)では、Tableau活用支援サービス「オンラインコンシェルジュ」を提供。担当者の“アシスタント”として、データ分析をスムーズに進められるようサポートします。オンラインコンシェルジュでは担当者がいつでも相談できる問い合わせ窓口をご用意。電話・メール・Web会議でリモートからでも質問でき、スピーディな問題解決を実現します。さらに、担当者がPowerPointなどで作成したイメージをもとに、オンラインコンシェルジュがBIツール上にレポートを作成し、提供することも可能。上記3つの「I」をすべて解決します。

オンラインコンシェルジュを利用することで、オフィスにいても、テレワークでも、場所を選ばずにスムーズにデータ分析業務を進めることができます。詳しいサービス内容をまとめた資料をご用意しましたので、ぜひ下記よりダウンロードください。

著者:
株式会社セゾン情報システムズ(現セゾンテクノロジー)
リンケージビジネスユニット ビジネス開発部
データエンジニアリングコンサルタントチーム

土田 昌輝