コラム

2020年6月3日
変化やスピードに
対応できないIT環境では
勝ち残れない。
今 目指すべき経営に応える、
「スマートIT」とは
  • データ連携基盤
  • 業務自動化・効率化

企業が事業を継続し拡大していくために、いまやITは必要不可欠な存在となっています。しかし、グローバル化や技術の進歩、政治・経済・社会など日々変化する情勢に社内のIT環境が追随できているかと問われれば、「残念ながら対応しきれていない……」という企業も多いのではないでしょうか?

最近では下記のような声もよく耳にします。

  • ERPを導入しているけれど、カスタマイズするのに多額の費用がかかり、なかなか投資できない
  • 5年前に開発した自社システムを改修したいが、当時の担当者が退職しており、
    どこをどうしたらよいか分からない
  • クラウドサービスなど新しいものを使いたいが、社内に技術者がいないため、手を付けられない

世の中やビジネスの変化にあわせて、IT環境を変えたくても、コスト・スキルなどの制約から身動きがとれない、といった状況が見えてきます。こういった悩みの解決策となるのが「スマートIT」。今回は、スマートITの基本的な考え方から、実現する方法まで解説します。


スマートITの定義は
「ネットワークに接続し、
機能を追加・強化すること」

「スマートIT」の「スマート」とはなにを指すのでしょうか?たとえば、皆さんが使っている「スマートフォン」は、従来の携帯電話(ガラケー)がインターネットに接続し、アプリを使えるようになったことで、より便利に進化したものです。最近では「スマートウォッチ」「スマート家電」「スマートシティ」といった言葉も登場していますが、これらに共通するのは「ネットワークに接続してほかの機能を追加し、継続的に強化される」ことです。
ITの世界に話を戻すと、以前は自社システムを構築するには、パッケージ製品を使うかスクラッチ開発するしかありませんでした。しかし、最近では便利なクラウドサービスが数多く登場しており、これらを利用する形態が増えています。Office 365やAmazon Web Services(AWS)などはそれらの代表例です。
弊社では、このようなクラウドサービスを組み合わせ、「お客様のIT環境全体をネットワークに接続してほかの機能を追加し、強化すること」を「スマートIT」と位置付け、今後スマートIT化が加速すると考えています。


経営・現場・情シス、
それぞれが得られる
スマートITのメリット

スマートITには数多くのメリットがありますが、ここでは経営層・現場部門・情報システム部門の3者の観点からまとめてみました。

<経営層のメリット>変化への柔軟・迅速な対応

「世の中やビジネスの変化にあわせて、ITも変化させたい」と思っても、従来のスタイルで開発したシステムでは一定以上の期間・費用がかかっており、スピーディな対応は難しい状況でした。そもそも何らかの事情があって、既存システムは一切変更できない、というケースすらあります。
こういった状況でも、既存システムを変更するのではなく、新たな機能を外部に追加することで対応できるのがスマートITです。さらに“外部の機能”としてクラウドサービスを利用すれば、初期投資を抑えられるうえ、ニーズが変わったら解約して別のサービスに変更することも比較的容易に。変化に対して柔軟かつスピーディに対応できる体制を実現できるのです。
M&Aなどで複数企業のシステムを統合する場合においても、全社で新たに1つの仕組みを作り直すのではなく、それぞれの企業のシステムを活かして連携させるケースも増えています。これもスマートITの実例のひとつと言えるでしょう。

<現場部門のメリット>充実した機能

スマートITを実現するにあたっては、既存システムとクラウドサービスをつなぐケースが多くなります。ユーザ数の多いクラウドサービスはそれぞれの領域に特化し、機能が充実しているものが多く、常にサービス強化(アップデート)をしているため、使っているうちにどんどん便利になっていきます。
すでに自社の業務あわせて作り込んだシステムがある場合、一般的な構成のクラウドサービスでは操作性が悪くなってしまう可能性もあります。ですが、クラウドサービスならスマートフォンやタブレットに対応しているものが多く、外出先からも手軽に使えるように。また、さらに別のクラウドサービスとの連携も容易なため、必要に応じて機能を拡張しやすい点も現場部門にとっても大きなメリットとなります。

<情報システム部門のメリット>運用負荷の軽減

スマートITで利用するクラウドサービスではインフラやアプリケーションなどの運用をサービス提供者側でおこなうため、すべて社内の情報システム部門が運用する場合と比べて、かなりの負荷軽減につながります。システムの保守・運用はとかく担当者に属人化されがちですが、運用を外部に任せることによって、属人化の脱却に成功した事例もあります。


スマートIT化成功の秘訣は
「データ連携の自動化」

様々なメリットのあるスマートITですが、実現にあたって検討しなければならないのが「データ連携」です。
たとえば、経費精算のクラウドサービスを利用する場合、
・社内の人事マスタをクラウドサービスに連携する
・クラウドサービス側の経費精算データを、社内の会計システムに連携する
といった「データ連携」が必要になります。「CSVファイルを出力して、連携先システムに取り込む」といった手作業でも対応できますが、毎回実施するのは負担が大きく、作業ミスの懸念もぬぐえません。ここはITの力で自動化する形がベストです。
ただ、「自動化」と言っても個別にデータ連携のプログラムを開発するとなると、新しいクラウドサービスを利用するたびに専用のプログラムを開発しなければなりません。そこでお勧めしたいのが、セゾン情報システムズが提供するデータ連携プラットフォーム「DataSpider」です。SAPなどのアプリケーションや各種データベース、クラウドサービスまで数多くのシステム・サービスに対応し、ノンプログラミングでデータ連携できることが特長。データ連携を手軽に自動化できます。

  1. 課題

    時代の変化に対応するためにITを変更したい
    (しなければならない)

    • 変更に多大なコストが・・・
    • 変更しようにも開発者が・・・
    • 新しい技術者が・・・
  2. 打ち手
    • 既存システムには手を加えない
    • クラウドサービスで機能強化
    • 社内外をデータ連携ツールで実装
  3. メリット
    • 変化への柔軟/迅速な対応
    • 充実した機能
    • 運用負荷の軽減

セゾン情報システムズではスマートIT化をサポートする「リンケージサービス」を提供しています。HULFTやDataSpiderといったデータ連携を支援する製品を中核に、社内のシステムやデータ、さらに外部のサービスやデータをつなぐことで新たな価値を生み出すことを支援します。この機に検討したいという方は、ぜひお問い合わせください。

リンケージサービスの全体像

リンケージサービスの全体像リンケージサービスの全体像
著者:
株式会社セゾン情報システムズ
リンケージビジネスユニット ビジネス開発部
データエンジニアリングコンサルタントチーム

チーム長 今野 圭